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ギフの山猿「フライ日記」

長良川修行 その三 (試練)

長良川修行 その三 (試練)_c0090530_20172668.jpg先週末の金曜日、渇水気味の長良川にはリセットされるはずの雨だったがいかにも降り過ぎで、郡上漁協のHPで1時間おきの水位チェックすれば午後三時の時点で70cmオーバー。 夕方には1mを越える水位となり土曜の釣行はあきらめることにした。

雨は夕方には上がり土曜1日置けば日曜は最高の状態になるだろう・・と前日から我が家に泊まりに来たなかぢと深酒はせずに早めの就寝。 翌朝は5時起きで長良川に向かう。 途中長良川本流を横目に走るが、金曜の雨が思ったより多かったのか濁りは無いものの水はかなり高めである。 とりあえず現地に向かう。

長良川本流にそそぐ支流であるためかすかな期待をもって現地に向かったが、やはり迎えてくれたその川もかなりの増水。 パパさんにメールをして状況を伝えれば「そちらに向かう途中、とりあえず現場を見ます」との返事。 仮眠を取りながらパパさんを待つ。 一瞬意識がなくなるほど寝に入っていたが、パパさん到着の車の音で目を覚ましまずは軽く挨拶を・・

現場を見たパパさんは、うんもすんも言わず着替えて川に降り立った。 我々も早々に準備を済ませ・・・  パパさん曰く「この水量なら問題なし、逆に期待できるかも」 何年も通い続けて得たデーターの中には、この水量でボコボコライズが起こりホクホクの状態であったこともあるとのこと。

朝一はとりあえずライズは無し、こんな時は流下物のチェックをするのが一番。 ベストからお風呂ネットを取り出して10秒くらい水につければ・・
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この虫がいっぱい取れる(水生昆虫にうとい私ですから、これは何か判らない。 なかぢに聞いても・・?)。 水面に目をやれば、くねくねしながらいっぱい流れているではないですか。 ただこの量にも関わらずライズは一切無いと言うことは、この虫は捕食対象ではないのは間違いない。 

とりあえずライズを待つ。 2時間遅れくらいでK氏も到着。 その時間帯にもう一度流下物の確認をすれば、朝よりサイズは落ちて黄緑色のミッジピューパやシャック、そしてフタバも確認できた。 ハッチも増え始め先週まではユスリカが主体であったハッチにも大型が混じり、ガガンボも結構な量混じっていた。 

とにかく四人でじっと待つのみ。 いろいろな話をして、ポカポカ陽気で転寝して昼そして夕方の時間へと・・    超単発ライズに狙いを定め、竿を振る時間もほとんど無くこの日は修了となった。

ささ濁りで平水時より10~20cm高の水量、ライズも0ではないし魚影も確認出来 こんな時は沈める釣方をとれば確実に1本や2本は取れるであろうが、長良川の達人はずっとライズを待つのみ。 ここまでライズゲームに執着するが故に、厳しい状況の中誰も釣れていないのに釣果を出せる理由がここにあるのだな~とつくづく感じた1日であった。

長良川修行 その三:ライズは待つべし・探すべし



達人達曰く:来週頃からはステージも変わり、フタバやガガンボが活躍するでしょうの言葉に・・
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こんなあたりを帰宅後早々に巻き溜めしましたわ。 釣行日帰宅後にタイイングなんて、今までにはないことですよ。
by gifu-yamazaru | 2008-03-17 21:33 | FlyFishing